逆流性食道炎について解説します

逆流性食道炎は日常生活に大きく影響を及ぼすことがある病気です。夜ぐっすり眠れない、食べたいものが食べられない、気分が冴えないなど生活に支障をきたす場合が殆どです。こちらでは逆流性食道炎の原因や対処法を紹介します。

逆流性食道炎に良い食べもの・悪い食べ物

逆流性食道炎は、胸やけ、膨満感、呑酸などの症状が起こる病気です。
高齢になると、胃と食道の間で弁の役割を果たす下部食道括約筋が緩むことによって起こるため、昔は中高年や高齢の人に多い病気でした。
しかし近年、食生活が欧米化したことで脂っこい食事をとる人が増え、胃に負担がかかってしまい、若い人たちの間でもこの病気が増えてしまいました。
症状のひとつである呑酸とは、胃液や十二指腸液が逆流することで、口の中に酸っぱいものがこみ上げてくることを言います。
また、食べたものが消化途中で口の中へ戻ってくることもあります。
この症状はとても不快なもので、気になって夜眠れなくなる人もいるようです。

逆流性食道炎は早いうちに診察を受けて薬を服用すれば治る病気ですが、食生活や生活リズムを改善しなければ再発する確率が高くなってしまいます。
では、どのような食事をとれば、逆流性食道炎を防ぐことができるのでしょうか。
逆流性食道炎は、脂っこく、消化の悪い食べ物を多くとることで発症しやすくなります。
揚げ物や脂身の多い肉、バター、チーズ、ナッツ類、ラーメン、カレーライスなどは消化に悪いので、内臓に負担がかかります。
また、繊維の多い雑穀米、そば、ごぼう、さつまいも、海藻類なども控えてください。
アルコール、カフェイン、スイーツ、酸味の強い柑橘類も控えるようにしましょう。
香辛料、酢などの刺激が強いもの、炭酸飲料、アイスなどの冷たいものも避けたほうが良いでしょう。
逆流性食道炎を防ぐ食べ物は、おなかに優しく、消化に良い食べ物です。
おかゆ、おじや、白米、食パン、うどん、納豆、豆腐、ブロッコリー、キャベツ、バナナ、りんご、桃などはお勧めです。
味付けは醤油、みりん、みそなどで薄くつけ、塩分を控えるようにしましょう。
再発防止に一番良い飲み物は白湯です。
他には、カフェインが含まれていないルイボスティー、カモミールティー、麦茶などがお勧めです。
いずれも、少しぬるめに温めて飲むと良いでしょう。

唾液が逆流性食道炎の効く!?

食事内容と同様に大事なのは、よく咀嚼することです。
よく噛むことで、食べ物が唾液と混ざり合い、消化を助ける役割を果たすことになります。
逆流性食道炎を患っている人の中には、唾液の分泌が悪い人も多く、消化に時間がかかってしまうという悪循環に陥ってしまうこともあります。
消化を促すためには、唾液の役割はとても重要だということです。
食事を一口食べたら一旦箸を置き、噛むことに集中します。
これまで10回程度しか噛まなかったものでも、30回ほど噛んでみてください。
噛めば噛むほど唾液の分泌が良くなり、消化されやすくなります。
また、ガムを噛んで唾液の分泌を促すことも効果があります。
食事内容を変えることなく、これまでと同じように消化に悪い食事を続けていると、逆流性食道炎を繰り返してしまうことになります。
呑酸により刺激を受け続けた食道の炎症が悪化し、がん化してしまうこともあります。
そうなる前に、改善していきましょう。

逆流性食道炎を繰り返さないためには、消化に悪い食事から良い食事に変え、睡眠をしっかりとり、生活リズムを整えます。
そして、ストレスも大きな要因となりますので、できるだけ発散させることも大切です。
適度な運動は代謝を上げ、胃腸の調子を整え、ストレスを和らげる効果もあります。
ウォーキングなど、腹圧のかからない運動を取り入れてみましょう。
食事、睡眠、ストレス発散、適度な運動など、生活を少し変えるだけで逆流性食道炎を防ぐことは可能です。
あの辛い症状を繰り返さないために、頑張って改善していきましょう。
ただし、生活を改善し、通院してもなかなか良くならない場合は、他の臓器の病気が影響していることもあります。
医師に相談し、検査を受けるようにしましょう。