逆流性食道炎について解説します

逆流性食道炎は日常生活に大きく影響を及ぼすことがある病気です。夜ぐっすり眠れない、食べたいものが食べられない、気分が冴えないなど生活に支障をきたす場合が殆どです。こちらでは逆流性食道炎の原因や対処法を紹介します。

逆流性食道炎の一番の原因は普段の食生活

ジャンクフード

逆流性食道炎は、胃と食道の間にある噴門部の括約筋が緩むことで、胃酸や十二指腸液が逆流する病気です。
食生活の欧米化や高齢化などが原因となり、患者数は増え続けています。
逆流性食道炎を発症すると、口の中に酸っぱい胃液や、未消化の食べ物が上がってくる不快な症状が現れます。
また、胸やけ、喉の痛み、吐き気、げっぷ、喉のつかえ、咳などの症状が現れることもあります。
症状が悪化すると、食道の炎症が進み、バレット食道という合併症を引き起こしてしまうことがあります。
バレット食道とは、食道が胃液で刺激を受け続けることにより、食道の粘膜が胃の粘膜に似たものに置き換わってしまう症状です。
バレット食道は、放置しておくとがん化してしまうこともあります。
症状が現れたらできるだけ早く受診し、適切な治療を受けることが大切です。

逆流性食道炎は、他の臓器の病気が影響して発症することもありますが、一番の原因と考えられているのは食生活の欧米化です。
脂を多くとる食事は消化に悪く、胃腸に負担がかかってしまいます。
そして、アルコールや辛いもの、酸味の強いものも刺激となってしまいます。
逆流性食道炎は、服薬により完治させることが可能ですが、非常に再発しやすい病気です。
薬で治せるからといって食生活を改善させなければ、再び症状が現れてしまうことになります。
また、不規則な生活による睡眠不足も再発を招くことがあります。
薬だけに頼らず、しっかりと自己管理していく必要があります。

何度も逆流性食道炎を繰り返すと、食道の慢性的な炎症を招いてしまいます。
炎症が深くなり、血管まで傷ついてしまうと、吐血をすることもあります。
そうなると、治療が難しくなってしまいます。
二度と繰り返さないためには、徹底した自己管理と、欧米化した食生活の改善が不可欠です。
それでは、どのような食生活が逆流性食道炎の原因となるのでしょうか。
また、どんな食事をとれば予防できるのでしょうか。
逆流性食道炎を招いてしまう食事と、予防するための食事についてお伝えいたします。

逆流性食道炎にならないための食生活改善

昔と違い、欧米化された現在の食事は脂を多く含んでいます。
この脂を始め、消化に負担のかかる食事をとり続けることにより、内臓に負担がかかってしまうのです。
逆流性食道炎を防ぐためには、消化の良い食事をとることが重要です。
逆流性食道炎を招いてしまう食べ物は、ハンバーグや脂身の多い肉類、揚げ物、生クリーム、バター、チーズなどの乳製品、消化に時間がかかる繊維を多く含むごぼう、レンコン、たけのこ、きのこ類、雑穀などです。
また、刺激の強いコショウ、山椒などの香辛料、酸味の強い柑橘類、辛いもの、アルコール、コーヒー、炭酸飲料なども控えましょう。
逆流性食道炎を防ぐためには、消化の良い食事を心がけてください。
ごはん、パン、おじや、うどん、豆腐、くたくたに煮た野菜、タラなどの脂が少ない魚、鶏胸肉などがお勧めです。
塩分は控えめにし、熱すぎず、冷たすぎない温度にして食べてください。
飲み物は、カフェインを含まない麦茶やハーブティ、白湯がお勧めです。
そして、おなかいっぱい食べず、腹八分目に留めておくことも大切です。
よく噛むことで唾液と混ざり、消化を助ける効果を得られます。
少なめの食事を、時間をかけてよく噛んで食べるようにしましょう。
また、寝る三時間前までに食事を終わらせ、以降はなにも食べないようにしましょう。

食生活の欧米化の他に、ストレスや生活リズムの乱れによっても再発してしまうことがあります。
食事内容を見直すことはもちろんですが、ストレスを溜めない、夜更かしをしないといった生活の見直しも必要です。
逆流性食道炎はとても辛い症状が現れる上、再発しやすい病気です。
食事管理を含む自己管理をしっかり行い、再発を防ぎましょう。